無料で古紙回収してもらう方法と注意点

古紙再生には無料で古紙回収を行う会社が不可欠

無料で古紙回収をする会社は、実は日本国内に数多く存在しています。古紙回収後にリサイクルすることにより、今話題となっている世界の環境問題に対して積極的に取り組んでいるとして注目されています。回収するのは、主にダンボールなどに加えて、シュレッダーで裁断した重要書類などです。そのほか、牛乳パックの回収にも対応する、個人だけでなく法人も依頼可能と、幅広く利用できるのが特徴です。

無料の古紙回収では、様々な紙類を的確に扱う必要があるため、一般的には専用の車両で回収作業が行われます。分別作業の方法とチェックが不十分であると、再生古紙として利用される資源に大きな影響を与えるため慎重さが求められます。基本の分別作業としては、紙以外の質のものをしっかりと取り除いた上で、紙の質ごとに仕分けします。それらをそれぞれプレス機でまとめて、製紙メーカーに出します。

これだけの作業が必要となるにも関わらず、何故無料で古紙回収ができるのかというと、作業してできあがったものをリサイクル資源として、国内はもとより海外へのメーカーにも販売し、そこで利益を得ているためです。企業や一般家庭から排出されたごみがお金になり、資源として紙製品に生まれ変わるというサイクルができあがっていて、その繰り返しで古紙再生の事業は成り立っているのです。

機密書類の処分方法が気になる方も多いかもしれません。機密書類はシュレッダーで裁断することが多く、そうすれば判読するのは難しくなっていますが、もしもの情報漏えいが気になる場合は、重要な機密文書を溶解処理してくれる業者を選びましょう。通常とは異なる機密書類回収のための専用車で回収に来てくれ、そのまま製紙メーカーにて処理を行います。溶解後は不純物を取り除いてから洗浄殺菌し、トイレットペーパーなどの原料になります。また、情報漏えいなく確実に処理されたことを保証する溶解証明書も発行してくれるため安心です。

無料で古紙回収してもらえる品目は多様であるため、チラシやパンフレット、紙管など様々なものをまとめて出すでしょうが、専門業者にお願いする前に、自分たちであらかじめ事前に分別しておくべきです。分別がきちんとできていれば、業者はスムーズに作業へと入れますし、きちんと分別が出来ていなかった場合は、処理機械が故障してしまう恐れもあるためです。無料の古紙回収を活用するという自分たちのちょっとした努力で、誰もがリサイクル社会に貢献できます。